学力を上げたいなら、進学前の1月~3月がおすすめの時期です
中学校に進学したら塾(家庭教師)に通わせようと考えている方は多いはず。
今回は入塾(家庭教師)のタイミングについて考えてみます。
もくじ
塾(家庭教師)の何を目的とするか
塾や家庭教師の目的は、実は過程によって様々です。
- 志望校合格のため(受験勉強・学力向上)
- 勉強の遅れを取り戻すため
- 勉強習慣をつけるため(家だと遊んでしまう)
- 友達づくりのため
- 子供が家に一人でいるのを避けるため(親の帰宅が遅いなど)
- みんなが通っているからなんとなく
一般的なイメージは①②が多いと思いますがそうでない場合もあります。
目的が違えばベストな開始タイミングも異なってきますので、ここでは①②に焦点をあてて考えてみます。
子供にとっては生活が激変する
最適なタイミングを考えるためには子供に目を向ける必要があると考えています。
生活の激変を迎えるのもそれを経験するのも子供自身だからです。
この時期の子供は大人が思った以上にストレスを抱え、日々の生活に必死で順応しようとしています。
この大変な状況では、普段当たり前に出来ていたことが出来なくなってしまう子も出てくるということなんです。
参考)小学生の学力 中学入学前に準備しておきたいこととは(「中1の壁」対策)
子供が考えるいちばんの優先事項とは
子供にとって一番の優先順位は友達づくり(人間関係)になると思います。
友達をあまりつくらずに勉強に打ち込むような人は聞いたことがありません。
友達づくりも一朝一夕にはいきませんからそれなりの時間がかかり、大人にくらべ比較的仲良くなりやすい子供同士でも1~2ヶ月くらいはかかってしまいます。
■優先順位
- 学校での友達づくり(人間関係)
- 部活動に慣れる(人間関係・友達づくりの一環)
- 授業・家庭学習(集中出来ているかは別)
進学と同タイミングで塾・家庭教師を開始
生活が変わったタイミングで新しいことを始めるのは確かにきりがよいかも知れません。
気持ちの上でも心機一転始められますし。
しかし、前述したように進学直後は生活が激変している真っ只中です。
そこにさらに新しい習慣を同時に始めることは、子供への負担を増やす可能性があります。
子供の様子を見ながら慎重に選択したほうがよいかも知れませんね。
ただでさえ優先順位の高くない勉強には身が入りづらい状況ですので、塾・家庭教師を開始するなら時期を前後にずらした方がよいと思われます。
しょーちゃんが考える塾・家庭教師開始のタイミング
1位:進学直前の1月~3月
塾を検討される場合が多く、そしてほとんどの塾では学校の先取り学習を行っています。
小学6年生の2月3月から中学校の学習を開始する塾も多い為、どうせはじめるならこの時期がベストです。
中学入学後も先取り学習のおかげで比較的スムーズに授業になじめるようになります。
生活の変化に対応するのに精一杯で、授業は聞けども頭に入らずという中学生も多いのがこの時期です。
先取り学習にはかなりのメリットがあると思います。
また早期割引など様々なキャンペーンを行う塾が多いのもこの時期の特徴となります。
地域の塾を調べて資料をとりよせ体験入学をさせて・・・とやっていると、あっというまに1~2ヶ月がたってしまいます。
1月中に動き出すのがおすすめ。
そうすると2月半ば~3月から学習開始が出来ます。
2位:5月(ゴールデンウィーク後)
新学期のバタバタがある程度落ち着いてきた頃もおすすめです。
人間関係も少しずつ出来上がってきて少し余裕が出てきます。
苦手な教科や積み残しを早めに刈り取る意味でもこの頃からの学習開始にはメリットが多いです。
これよりタイミングが遅いと、学習で大きなつまずきがあった場合のリカバリーが大変になってしまいます。
学校や部活のスケジュールもわかっているので塾のスケジュールが組みやすいのも利点となります。
3位:4月
生活が変わったタイミングで学習を開始するのは気持ちの切り替えの上ではベストなタイミングです。
勉強以外にもストレスのかかることが多い時期ですのでその点は気をつけて頂いて、無理せずスタートをきれるようなら4月から始めても問題はないでしょう。
同じ小学校から多数が中学校に行く場合や、友達が多く人間関係の構築が得意な子供にとってはこの時期もさほど苦にはならないかも知れません。
4位:夏休み頃
中間・期末テストが終わり1学期の成績が出た頃となります。
この頃になると自分の得意不得意が分かってきているので、塾や家庭教師で対策を立てやすい時期だと思います。
参考
■いつから塾に通えばいいの?小中高生それぞれの入塾のタイミングを紹介
■塾と家庭教師、どっちがいいの? 始めるならいつから?(前編)
こんにちは! サラリーマン主夫のしょーちゃんです!