短時間の予習でおさえるべきポイントを解説します
今回は前回記事(予習と復習ってどっちが大事なの?)の中から「予習」に焦点を当ててお話しします。
もくじ
予習は効率が悪い?
予習単体だけみれば、その時間で得られるものという意味では、学習効果はあまり高くありません。
まだ知らない範囲を自己学習で行わないといけない為、人によっては何がどうなっているのかさっぱりわからない状況におちいってしまう場合もあります。
そんな場合でも、学校の授業の効率をあげるためには、少しでも予習を行った方がいいと思います。
予習の有無によって、授業の学習効果に大きな差がでるからです。
先生いないと、何していいかわからないわよぉ・・・
予習にかける時間
予習とは、
授業での理解をより深める為に、前もって準備しておく
ことを言います。
授業は今まで習ったことが理解できている前提で進んでいきますので、前提となる学習の理解度によって予習時間は違ってきます。
具体的に言うと、理解が足りないと思われるいわゆる苦手分野であれば、少し余分に時間を取った方がいいでしょう。
過去の学習を見直してみる(教科書を読む・問題をといてみる・先生に聞く)などしておかないと、当日の授業中に頭の中が???でいっぱいになってしまうかも知れません。
右図は学習のイメージです。
学習は過去からの積み重ねなので、よく積み木に例えられます。
土台(過去の学習)をしっかり積んでおかないと、新しい知識を積むことができなくなり、最悪の場合は積み木が崩れ落ちてしまうこともあります。
予習にかける時間は基本的には1教科あたり5~10分程度
となりますが、詳細は以下にて説明します。
まずは教科書を読んで「学力チェック」
まず、明日の授業で習うであろう範囲(大抵1~2ページ程度)を読んでみます。
チェックするのは以下の4点です。
- 音読をする
- 過去習った部分を理解できているかチェックしておく
- 用語を見てだいたい理解しておく
- 問題があれば少し解いてみる(余裕があれば)
①音読をすることにより記憶の定着がよくなります。
また、過去の知識があやふやなままだと、スムーズに読めなかったりするので理解度チェックにもなります。
②教科書を読む際には、以前ならった部分に取りこぼしがないか意識します。
目安として
テストで80点以上を安定してとれる場合はよいですが、そうでなければ過去に何らかの積み残しがある可能性が高いです。
③まだ習っていない用語のはずです。
明日こんなことを習うんだなぁ程度の認識で大丈夫です。
④余裕があれば少しだけ問題を解いてみてもよいでしょう。
今までの勉強がしっかりと理解出来ていれば、①~③の所要時間は5分程度です。
少し簡単な問題を解いたとしても+5分程度です。
過去習った部分が理解できない・不安がある
②において過去に不安がある場合は、授業までにそれを克服しておく必要があります。
単に忘れているだけであれば過去範囲の教科書を読む・問題を解く程度で大丈夫だと思います。
時間もそこまではかからないでしょう。
内容にもよりますが10~30分程度で思い出すはずです。
問題は理解出来ていない場合です。
この場合も10分~30分程度の予習をしますが、それ以上かかるようなら自己学習では効率が悪いです。
理解できてない部分が少しなら自己学習でも挽回できますが、そうでない場合は学校や塾の先生に質問し教えを乞うのが無難です。
学校の先生は部活指導などたくさんの仕事があり忙しい為、塾の先生に聞くのがおすすめ。
親が教えることが出来ればそれでもよいでしょう。
この理解できていない部分については、予習時間とは別の時間を設けて、出来るだけ早めに取り組むようにしてください。
先延ばしにすればするほど、後で大変になります。
過去に不安がある場合は思い出す時間に10~30分。
理解できない部分があれば予習とは別時間で学習する(先生に教えを乞う)
教科ごとの予習方法
英語
- 教科書を一通り音読する。
- 分からない単語・新しく習う単語の意味を見ておく。
- KeySentence(キーセンテンス)・基本文法をチェックする。
- 教科書を和訳してみて、どんなことが書いてあるかをみておく。
数学
- 教科書を一通り音読する。
- 用語があれば意味を覚えておく。(同類項、最大公約数、最頻値などの用語。数学は用語少な目)
- 前回範囲の問題を解いてみる。(過去分の理解度チェック。数学では超重要)
国語
- 教科書を一通り音読する。
- 知らない用語・単語の意味を国語辞典などで調べておく(。単語がわからないと読解できない)
- 簡単な読解をしておく。物語文であれば人物の感情の変化を段落ごとになんとなくでいいので読み取っておく。説明文であれば筆者の伝えたいことを読み取り、段落ごとの要点を考えてみる。
- 前回部分の教科書も読んでおき、習ったことを思い出しておく。(表現方法・人物の感情変化・筆者の意見など)
理科
- 教科書を一通り音読する。
- 知らない用語の意味を見ておく。
- 写真資料や実験手順なども目を通しておく。
- 前回範囲の問題を解いてみる。(化学・物理などの計算が多い分野)
社会
- 教科書を一通り音読する。
- 知らない用語の意味を見ておく。
- 写真や図、グラフ、年表など資料集にも目を通しておく。
予習・復習は毎日行うものです。早くやり方を身に着けておきましょう!
短時間で効率よくを意識していきましょう!
こんにちは! サラリーマン主夫のしょーちゃんです!