注目すべきは素材の水分です
暑い季節になってきましたね。
こんな日が続くと食欲もなくなりがちです。
さっぱりとそうめんなどでもいいですが、夏バテ防止のためにはたくさん栄養のあるものを食べたいものです。
そんなときこそしょうが焼きの出番です。
美味しくつくると、ご飯おかわり間違いなしですよ!
もくじ
しょうが焼き 美味しさのポイントは?
美味しいしょうが焼きは、ジューシーに焼きあがった豚肉と、その旨味をまとったタマネギによって作られます。
豚肉は身がパサパサせずジューシーでないといけません。
また、きつね色に焼き目が付き、香ばしさがあることも重要です。
パサパサになってしまう原因
お肉がパサパサなのは水分不足が原因です。
必要以上に焼いてしまった場合や、お肉に下味をつけるために長時間漬け込んでしまった場合によく起こります。
お肉を漬け込む手法はよく見られますが、実はしょうが焼きにはあまり向きません。
漬け込むことによって味は浸透していきますが、その対価として水分が抜けてしまうからです。
これは厚みのあるお肉に向いている手法で薄切り肉には不向きです。
ジューシーな豚肉の条件
一口に豚肉といっても様々な部位があります。
ジューシーな焼き上がりにする必要があることから、赤身と脂身のバランスがよい部分がしょうが焼きには適していいると思います。
ロース(肩ロース)やバラ肉(比較的脂が少な目のもの)がおすすめです。
香ばしくきつね色に焼くためには
きつね色に焼いたお肉は香ばしさもさることながら味にも深みがでます(メイラード反応)。
きれいなきつね色を付けるためには、お肉とフライパンがしっかりと接している必要があります。
そのためロース肉の場合はあらかじめスジ切りをしておきます。
そうしないとお肉とフライパンの間に隙間が出来、きれいなきつね色になりません。
一応火は通りますが、焼いたというより蒸し焼きに近い状態になってしまい、美味しさがワンランク落ちてしまいます
その他のポイント
- 豚肉に薄く小麦粉(片栗粉でも可)をまぶしてからやく
- 出来るだけ短時間で料理する
①はタレの味が絡みやすいようにするためです。
②については、豚肉を出来るだけ柔らかくジューシーにするために工夫するところです。
具材のタマネギはあらかじめ切っておき、軽くレンジで温めておくとよいです。
他にも準備するものがあったらあらかじめ準備しておきます。
最後に豚肉を焼き、焼きあがったら食卓に運んで、「いただきまーす!」が理想です。
しょうが焼きの味付けについて
王道の醤油・酒・みりん
王道の味付けでは、醤油:酒:みりん=1:1:1です。
それにすりおろした生姜を加えます。
より甘めに仕上げたい場合は砂糖を足す等の方法もあります。
ケッチャップを入れる場合も
王道の味付けに少しケチャップを足すレシピもおすすめです。
ケチャップは旨味の塊ですので、醤油の味を壊さない程度に加えます。
醤油の1/5~1/6くらいが目安です。
しょうがの香りを強くしたい場合
加える生姜の半分を焼かずにとっておき、最後仕上げに加えます。
基本的に香りは加熱により飛んでしまうので、加えた後は火を止めて軽く混ぜ合わせる程度にします。
そうすることでフレッシュな香りのするしょうが焼きができます。
子供にはあまりうけないかも知れませんが、大人にはおすすめ!
お酒にも合います 笑
もちろん市販の「しょうが焼きの素」を使っても美味しいです。
その場合は少しだけフレッシュの生姜をすり入れるとワンランク上の味になりますよ!
レシピ:豚肉のしょうが焼き
- 豚肉を冷蔵庫から出し常温に戻しておきます。
- 具材のタマネギや付け合わせのキャベツを切ります。タマネギはラップをかけてレンジで軽く加熱し、キャベツは氷水にさらしておきます。
- 豚肉の下処理をします。ロース肉であればスジ切りをおこないます。また、小麦粉を肉の両面に薄くまぶしておきます。
- フライパンに油をいれ(バラ肉の場合は油は不要)、豚肉を入れて焼いていきます。この時お肉は動かさず、きつね色の美味しそうな焼き色が付くまでじっくりと待ちます。片面にしっかりと焼き色がついたら、裏返し軽く火を通します。お肉の薄さによっては片面焼きで大丈夫です。後でタレと絡まったときに全てに火が通ればOK。きつね色にしたお肉はいったん取り出しておきます。
- フライパンは洗わずに使います。コゲがあってもそれは旨味です。洗うなんてとんでもない!フライパンにレンジで火を通したタマネギを入れ炒めながら、調味料を入れます(醤油、酒、みりん、生姜)。料理酒のアルコールが飛んだくらいのタイミングで④の肉を戻し、豚肉とタレを絡ませます。④でまだ火が通り切ってない場合はここで火を通します(焼きすぎ注意)。
- お皿に盛り付けたら完成です!
こんにちは! サラリーマン主夫のしょーちゃんです!