親がしっかりと見てあげることが大事です。親子二人三脚で基礎を固めておきましょう!
今回は「中1の壁」対策の国語編となります。
その国語の中で特に大事なのが「読解力」です。
もくじ
読解力についての間違い
読解力が必要なのは国語学習だけだと思っている方が意外と多いようです。
実際に国語学習においてよく使われる用語ですので勘違いしがちですが、それは大きな誤りです。
読解力は全ての学問に関わってきます。
もっと広く捉えると、生活全般に関わってくるのが読解力なんです。
読解力とは
読解力とは、その字の通り「読んだ文章を正しく理解する能力」です。
でも、読み取る力が素晴らしいのに、聞き取る力がないなんて聞いたことがありませんよね。
実際には読解力とは、読んだものだけではなく「見聞きした言葉全てについて正しく理解する能力」なんです。
私たちは生活の様々な場面で、言葉を見聞きし、言葉によって理解し、言葉で思考して、そして言葉を介して他者に意思を伝えます。
言葉はありとあらゆるものの間に介在するのです。
そんな言葉について正しく理解する力が読解力であり、そのいかんによって、今後の学習や生活に大きな影響があることは想像に難くありません。
読解力の重要性
中学校の準備において特に必要となるのがこの読解力です。
小学校の頃とは違い、中学進学後は各教科の難易度が飛躍的に上がります。
また、説明した=理解したと言う前提のもと、授業はどんどん先に進んでいってしまいます。
想像してみてください。
教科書や先生の説明を一度で正しく理解出来る子と、理解するのに少し時間のかかる子、間違って理解してしまう子の間にどれだけの学力差が出るでしょうか。
学校の授業は毎日4〜6時間、週5日あります。
放置しておくと、やがてそれは塾や家庭学習では到底埋めることの出来ない差となって、重くのしかかってくるでしょう。
小学校のうちから出来る中学校の準備とは
中学入学までに少しでも読解力を上げておきたい。
でも何から取り組んだらいいのかわからないという人は、以下に説明するもののうち出来ることから取り組んでみてください。
この出来ることからというのが非常に重要です。
読書習慣をつける
読解力をつけるにはこれが一番、いわゆる王道です。
しかし今読解力に困っているという方は注意が必要。
その場合は読書習慣がついていない可能性が高く、いきなり本を買い与えて読ませたところで難しいかも知れません。
遊び、マンガ、ゲーム、SNSなど多数の誘惑がある中、新しく読書を習慣化することは困難な可能性が高いです。
食事やお酒の誘惑によってダイエットが難しくなるのと理屈は同じです。
無理なく読書ができる方にはお勧めの方法です。
知らない単語を調べる癖をつける
読解力で一番大事なことは、いかに言葉を知っているかということです。
単語・慣用句・言い回しを知らなければ、文章の意味なんて分かるはずありません。
教科書だけでなく、テレビや雑誌などでわからない表現が出てきた場合はすぐ調べる癖をつけておきましょう。
そして文中でどのような意味で使用されているかを理解しておきましょう。
辞書をひくと意味が複数ある言葉がたくさんありますが、文中ではどのような意味で使われているのかが分からないと読解ができません。
文章(教科書や問題文など)を音読する
口に出すことにより自然と言葉を覚えやすくなります。
また、言葉を知らないとすらすらと読めないため、親が子供の語彙力を把握する助けになります。
熟語の読み方を間違えたり、慣用句・言い回しを変な場所で区切って読んでしまうような場合は要注意です。
辞書で言葉の意味を調べ、ひとつずつ自分のものにしていきましょう。
文章を要約してみる
何が書いてあったかを簡単に説明できるか、ということです。
小学生のうちは、いきなり全文の要約は難しいかもしれませんが、段落ごとの要約は出来るようになっておきたいです。
これについては新しい教材を買うまでもなく、学校の教科書を利用して行うのがよいと思います。
今の学年のものでも、前学年のものでもかまいません。
子供に段落ごとの要約をさせてみて親がチェックをするとよいでしょう。
長文問題を繰り返す
市販の長文問題集を繰り返し解くのも一つの方法です。
ここでの注意は、問題に正しく回答するというのはもちろんですが、それ以外に「本文を正しく読解する」という目的意識を持つことです。
分からない単語があれば調べ、段落ごとの要約を意識し、問題を解くようにしましょう。
読解力は一朝一夕に身につくものではありません。
毎日こつこつと行い、習慣化していきましょう!
ローマは一日にして成らずなのです。
小学生の学力 中学入学前に準備しておきたいこととは(「中1の壁」対策)
こんにちは! サラリーマン主夫のしょーちゃんです!