勉強をやる気にさせることが難しいんじゃなく、好きでもないことをやる気にさせるのが難しいんはないだろうか・・・
今回は後編記事となります。
まだ読まれていない方はぜひ前編から読んでみてください^^
僕は教育や脳の構造について、何か特別な資格を持っているわけではありません。
この記事は、息子をなんとかやる気にさせようと長年試行錯誤してきた結果、今感じていることをまとめた記事となります。
万人には当てはまらないかもしれませんが、少しでも、同じような境遇の方の参考になれば幸いです。
もくじ
「やる気」≒「好き」だと考えてみる
遊びやゲーム、部活、SNSなど、子供が好きなことをしているときは「そんなことしてないで勉強しなさい!」って言われてもなかなかやめません。
これこそがまさに求めている「やる気」ですよね?笑
「やる気」と「好き」は似ているのだと思います。
もちろん好きだからやる気が出るのでしょうし。
自分の子供の「好き」とその理由を考えてみよう!
好きなことならやる気がでるのは当たり前のことだと思います。
しかし、
なぜ好きなのか?
どうして(どういう経緯で)好きになったのか?
についてはあまり考えたことがないと思います。
自分のことなら自叙伝でも執筆しない限り考えないでしょうし、自分以外の人間についてはなおさらです。
この機会に自分の子供の「好き」について、理由や経緯を考えてみましょう。
そこにはきっとその子だけの理由があり、決して人と同じではないはずです。
勉強が「好き」になったら最強なんじゃないか!?
勉強することが好きになれたり、勉強を頑張っている自分が好きになれれば、ある程度の「やる気」は出てくるような気がしています。
「三度の飯より勉強が好き!」はたぶんむずかしいです。
大部分の子供にとって、勉強が遊びや趣味を上回ることはないでしょう。
僕もそうでした 笑
ですので「それなりに好き」くらいのゆるさでOKだと思います。
「好き」のきっかけをつかむ
オリンピックなどの超一流の選手が「実は子供の頃はその種目が嫌いだった」という話、聞いたことありませんか?
練習がハードだったり遊ぶ時間がなかったりして、つらくてやめようと思った・・・でも現在は好きになってその道で一流になっているというもの。
このあたりにも何かヒントが隠れていそうですよね。
褒められて嬉しかったのか
叱られて悔しかったのか
何か結果が出たのか
自分の成長が感じられたのか
一緒に頑張りたい友達がいたのか
負けたくないライバルがいたのか
きっと好きになるきっかけがあるまでは親や環境からの何らかの強制があったはずです。
ちょうど僕たちが「勉強しなさい!」というのと同じように 笑
一流になれなくても「それなりに好き」くらいであればなんとかなりそうな気がしてきませんか?
うちの場合、最初はある程度強制しましたが、頑張れば成績があがるということを実感してからは比較的自分から勉強をするようになりました。
小テストや定期テストでは少しでも結果が出たら大げさに褒めるようにしていました。
昔から調子者で、少しでもおだてれば木にさえ登る性格(笑)
それが功を奏したのか、少しずつ勉強に対する姿勢が変わってきたように感じています。
親から見ればまだまだですが、その小さな好きと小さな頑張りを応援していこうと思っています。
■ヒントになるかも知れない外部リンク
下2つは大人向けの記事ですが、好きや嫌いになるきっかけを考えるのにはよいと思います。
勉強が「嫌いから好き」に変わるための、中学生のお子さまとの関わり方のヒント
“苦手なことだらけ”の中村憲剛はなぜプロになれたのか?大切にしたのは「自分の100%をちょっとずつ上げていくこと」
「何も楽しくない・面白くない・つまらない」と感じる原因&人生を楽しむ方法とは?
何をしても楽しくないときはどうする?つまらない理由や解決法をご紹介
本能についても考えてみる
人間には本能的に求めている何かがあり、それが満たされるから好きになるのだと思います。
そのヒントになるのが心理学でよく耳にする「マズローの欲求5段階説」です。
詳細は下記の外部リンクを参照するか、マズローでググってもらえれば記事がたくさんでてきますが、簡単に言うと
人間の欲求は大きく5段階に分けられ、より根本的な欲求が満たされないとその先の欲求は満たされない
というものです。
子供にとっての欲求の5段階
- 生理的欲求 ⇒ 食べたい・寝たい
- 安全の欲求 ⇒ 安心して生活したい・虐待、イジメにあいたくない
- 社会的欲求 ⇒ 所属。仲間や恋人が欲しい。学校に行きたい
- 承認欲求 ⇒ 友達、親、先生に褒められたい
- 自己実現の欲求 ⇒ 自分の夢を叶えたい
子供にとっての欲求を考えるときっとこのようになると思います。
僕やみなさんが目指す「子供がやる気を出して、自発的人間勉強に向かい継続する」というのは④⑤の欲求を満たす行為です。
寝不足が続いていたり①、家庭に両親が不在がちだったり夫婦喧嘩が多めだったり②、友だちとのトラブルや恋愛の悩み③などが多ければ多いほど勉強④⑤からは遠のいてしまいます。
わが家の場合
僕は①②③の障害を出来るだけ取り除くのが大事なんじゃないかと考えました。
食べることは困ってないですが少し睡眠時間が足りないような気がしたので、寝る時間を早めるようにしました(①の対策)。
夫婦喧嘩はないので②は特に問題なし・・・だと思います。
僕が思っているだけかもしれませんが 笑
③の社会的欲求については本当にいろいろ考え、
学校生活や人間関係がうまくいっていないと勉強ははかどらない可能性がある
という結論に。
遊び、友だち、恋愛、SNSは社会的欲求を満たす側面もある為、ある程度は認めてあげるべきかと思い始め、SNSやオンラインゲームは普段は禁止しておいて勉強の報酬にすることにしました。
大人が生活の為に働くように、SNSやゲームがしたければ学生の本分(勉強)をしっかりやる、ということを説明したりしましたね。
もちろん④⑤の対策も忘れていません。
がんばっていたら褒める
少しでも結果がでたら褒める
将来のことを話してみる
自分の経験を話してみる
などです。
現在はその結果少しずつ結果が出てきているような気がします。
子供のやる気は永遠のテーマですよね!
うちもまだまだ道半ばです。
子供を応援するパパママは戦友だと思っています。
試行錯誤しながら、共に頑張っていきましょう~!
こんにちは! サラリーマン主夫のしょーちゃんです!