生活環境の与える影響は思っているよりも重大です
小さなうちは素直でも、成長するにつれて次第に言うことをきかなくなってきますよね。
でも心配はいりません。
「言うことを聞かない」という行動は成長に必要な過程のひとつなのです。
使い古された表現ですが、「親」という字は「木」の上に「立」って「見」ると書きます。
手取り足取り教えることから、見守ることへ切り替えていくタイミングかもしれませんね。
もくじ
環境を整える
何でも言うことを聞いてくれれば勉強を教えるのも簡単です。
しかし、なかなかそううまくはいきませんよね。
親は環境を整えてあげて、子供が自発的に勉強に向かうのを手助けするとうまくいく場合もあると思います。
人は環境で変わる
人は環境から影響をうけると言います。
今までを思い返してみると、学校が変わったり、部活にはいったり、転職などで職場がかわったり、趣味の友達が増えたりしたタイミングでは、大なり小なり自分に変化があったのではないでしょうか。
考え方、判断の基準、話し方のくせ、多少の性格、つきあう人のタイプ、服装、見るテレビ、読む本、趣味などの好きなことなど様々だと思います。
大人でもそうなんですから、ましてや子供はより多くの影響を受けてしまうでしょう。
その中には「よい影響」もあれば「悪い影響」も様々。
実は僕も昔は荒れていた時期があり、そういうときに付き合っているのは同様に荒れた仲間だけでした。
今になって思い返してみると、当時はお互いが悪い影響を与え合う負のスパイラルに陥っていたと思います(抜け出せて幸運でした)。
我が子に与える「悪い影響」をゼロにはできないまでも、出来るだけ「よい影響」を受けて育って欲しいと願うのが親心ですよね!
「あの子とつきあっちゃいけません」とは言えませんよね
自分のまわりの5人を平均するとそれが自分になる。
これはアメリカの起業家・一流コンサルタントそして億万長者となったジム・ローン氏が残した言葉です。
人間はありとあらゆる面で周りの人の影響を大きく受けるそうです。
これが本当だとするならば、「勉強を頑張っている子」「人に親切な子」「明るく前向きな子」「家庭環境がよい子」がまわりに多くいて欲しい。
逆に「あまり勉強しない子」「いじわるやいじめをする子」「悲観的な子」「家庭環境の悪い子」とは少し距離を置いてほしいと思うかも知れません。
でも「あの子とつきあっちゃいけません」なんて言えませんよね。
そこで「環境を整える」という考え方が生きてきます。
具体的にはどう変える?
大人であれば自分の環境をある程度コントロールできますが、子供はそうはいきません。
ですので、無理のない範囲で環境を整えてあげるといいと思います。
友達などの人間関係
子供の人間関係を指定することはできませんが、
望ましい人間のいる確率が高い環境をつくることは可能
です。
勉強を頑張って欲しいなら、成績のよい子の多い学習塾に通わせてみる。
スポーツを頑張って欲しいなら、部活や地域のスポーツクラブに通わせてみる。
人は触れ合う時間が長ければ、自然と人間関係を形成するものです。
特に友達づくりに関しては、子供は大人よりも得意。
与えられた環境で、自然とお互いよい影響を与え合えるようになるでしょう。
学習塾やスポーツクラブなどの習い事は、こういう目線で選ぶのもよいと思います。
学習がはかどる環境
ご家庭に学習がはかどる環境があるかないかも大きな違いです。
出来れば勉強部屋(勉強スペース)とそれ以外の部屋(遊び部屋、遊ぶスペースなど)は分けたほうが望ましいと思います。
よく東大生はリビングで勉強していたなんて記事があがりますが、僕はこの影響が大きいと考えています。
子供部屋は子供にとっての縄張りです。
漫画やゲーム、おもちゃなどの大好きなものが多く集められ、遊んだりくつろいだりするには最高の場所ですが、そんな環境では気が散ってしまって勉強には集中できません。
本人は集中しているつもりでも、無意識に視界に入るもの、過去に遊んでいた記憶などが邪魔をして効率を落としてしまいます。
勉強だけに集中できる環境があるかないか
を一度考えてみてください。
テレビや音楽は消す、スマホは電源オフかサイレント(バイブは気が散ります)、証明は暖色系じゃなく白色系で明るめ、なども気をつけるポイントです。
そういう環境が用意できない場合は、塾の学習室や図書館(学習室があるところもあります)を利用するといいと思います。
親からも大きな影響を受ける
子供が一番接する人間は親です。
「子は親の鏡」とはよく言ったもので、親子ってだいたい似てきますよね。
つまり、
子供に勉強を頑張って欲しい場合は、親も勉強する姿勢を見せるのが一番
なんです。
スポーツ選手の子はスポーツ選手だし、音楽家の子は音楽家ですよね。
勉強といっても子供と同じような勉強をする必要はなく、大人が必要な勉強をすればよいと思います。
仕事でのスキルアップに必要な資格試験や、昇進・転職に有利になる英語資格(英検、TOEICなど)、自己啓発本を読むのもよいです。
大事なのは隠れてするのではなく、堂々と頑張っている姿(時には苦労している姿)を見せつけてやることです。
大人におすすめの英語学習
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普段見るテレビからも影響
テレビの影響は大きいです。
この影響の大きさを利用しない手はありません!
バラエティなども楽しいですが、なにか為になる番組を見ることは非常に大切だと思います。
注意点としては子供に強制的に見せるのではなく(小さいうちならありかも知れません)、親や家族が見ていて、自然と見てしまうようにするということです。
NHKの良質のドキュメンタリーや、世界ふしぎ発見などのバラエティでもよいでしょう。
またU-NEXTなどの動画サイトでは常時色々な番組が見れるのでおすすめです。
地上波だと見たい(見せたい)番組がやってないことも多いですからね。
おすすめは良質のドキュメンタリー。
歴史や世界情勢などの社会分野、宇宙や生物などの理科分野は特に豊富でとても勉強になります。
一見学校の学習には関係がないように思いますが、暗記には興味の有無や周辺知識の豊富さが非常に重要。
社会や理科は暗記が重要になってくる科目ですので、少しでも子供の興味を引くことができたらその分野での成績は間違いなく上がるでしょう。
良質のドキュメンタリーに普段から触れておくことはすごく大切ですね!
社会「クローズアップ現代」「その時歴史が動いた」「NHKスペシャル歴史」「エリザベス2世」「太平洋戦争」「不都合な真実1・2」「歴史秘話ヒストリア」「ガイアのメッセージ」「古代文明・大ピラミッドの謎」「さかのぼり日本史」
ピラミッドなどが好きになりそこから歴史全体が好きになっていくのはよくある話ですよね。
理科「カメラがとらえた弱肉強食の世界」「コズミックフロント、最新科学が解き明かす真実の宇宙」「よみがえる恐竜の時代」「地球誕生の謎にせまる」「ガリレオ・最新科学ドキュメンタリー」
宇宙も子供の興味を引く題材だと思います。肉眼で見えずイメージしづらい分野ですが、視覚的に理解することが出来るのでとてもおすすめです。
国語「100分de名著」「走れメロス・ドキュメンタリー」
読解力の向上にはとにかく読書。本が好きになることです。子供の活字離れが指摘される昨今、興味の持てる名著が一冊でも見つかればこれほど嬉しいことはありません。
参考)東大クイズ王に“仕事で使える暗記術”を聞く! コツは「タグ付け」と「アウトプット」
「勉強しなさい!」といっても子供はなかなか言う事を聞かないもの。
自然と勉強させるのも親の手腕です。
後になって「実はあれが勉強の助けになってたんだ」と気づくくらいがいいかも知れませんね!
こんにちは! サラリーマン主夫のしょーちゃんです!