当然ですが、文法を覚えても単語を知らなければ英語はできません
2014年のデータでは、英語を苦手と感じる中学生は全体の約6割で、その中の8割が中1の後半までに英語を苦手と感じてしまうそうです。
今では学習指導要領が大幅に変わり、さらに英語苦手が加速しています。
どう対処していけばよいでしょうか。
もくじ
受験に一番必要な科目
英語は受験において最重要視すべき科目です!
もちろん全科目必要なのは間違いないですし、賛否両論あるかと思います。
例えば大学進学が目前で、かつ希望進路が定まっている場合は違うかも知れません。
しかしまだそれ以前の段階、とくに中学生にとっては英語が最重要だと思います。
理系文系問わず必要になる科目だからです。
大げさに言えば、理系であれば苦手な社会を捨てても何とかなることがありますし、文系であれば数学が多少苦手でも進学できるでしょう。
しかし、英語を捨ててしまうと大学進学の選択肢が極端に限られることになってしまうのです。
参考)受験において最重要視すべき科目は英語と答えた人は大学生の53%⁉
英語学習の初歩段階の今だからこそ苦手解消のチャンス
現在は小学生でも英語を学習しますが、やはり本格的な学習の開始は中学入学後です。
中1の後半までに苦手が出来てしまうということは、
その半年分をしっかりと学び直せば得意科目にもなる
ということです。
英数国は積み重ね要素が強い科目ですが、英語を積んで聞きた年数は他の2教科よりも格段に浅いはずです。
つまり数学や国語よりも、英語は攻略しやすい
のです。
今やらなきゃ!ですよね!!
まずは単語から
習った単語を見て意味がわからないものや書けないものが多い場合は最優先で単語学習をしましょう!
冒頭でも書きましたが、いくら文法が分かっても単語がわからないと英語は出来ません。
逆に、単語さえわかれば文法が分からなくても問題に正解出来ることがあります。(文法も絶対必要ですが極端な例です)
学習進度にあわせた英単語をある程度まで習得することで、英語学習のハードルは一気に下がります。
Let’s give it a try! (やってみましょう!)
「英語嫌い」⇒「英語ちょっと好き」を目指す
苦手対策は出来るだけ初歩の段階から取り組みたいものです。
中2以上になってくると習う文法事項も増えて、だんだんややこしくなってくるので、出来れば1年生のうちに苦手は克服しておきたいところ。
もちろん中2でも高1でも、思い立ったらすぐやることが大事です。
高校レベルでもそれなりに時間をかければ、他教科に比べれば比較的早めに学力アップが出来ると思いますよ!
そして英語はまず単語です。
単語をみるだけで大体意味がとれますからね!
そして、意味が取れだしてくるとちょっと好きになれるはずです。
間違ってもいい、まずは声を出してみる
英語は基本的に声を出して覚えます。
静かな英語の勉強はありえない
と思った方がいいと思います。
英語は言葉ですからね。
日本語だって声に出して覚えてきたんです。
まずは教科書の本文を読んでみましょう。
この時注意するのはカタカナ発音はダメということです。
ネイティブのように上手くなくていいから、英語っぽい発音で覚えていく。(QRコードやCDなどの音声資料がついていたら必ず聞くようにして、その声真似をしてみてください。イントネーションや単語単語の間も含めて)
本当は発音記号から学んだ方がいいのですが、授業に追いつけるように学び直さないといけないですから、ここはスピード重視です。
発音は多少英語が好き(得意)になった後か、良い英語の先生に巡り合えたときに集中して取り組むのがいいと思います。
英語苦手な子はこだわりすぎないのが大事。
LとRの違いとかそこまで気にしなくても大丈夫。
まずは英語苦手から「なーんだ英語できるかも」に変えること。
こだわりすぎると挫折しちゃいます。
読み方がなんとなくわかったら、次は書いてみる
英単語の覚え方
単語は発音しながら書いて覚えるようにしてください。
高校生大学と進学するにつれ「英語の読み方とスペルの関係」が分かってきたら読んで覚えるだけでも大丈夫ですが、中学生はまだその段階には至っていません。
ですので「読み方(発音)」と「書き方(スペル)」を一致させるために発音しながら書くのが鉄則です。
正しく(それっぽく)発音しながらノートに覚えたい単語を書き写していきます。
恥ずかしかったら小声でもいいです。
- 見て、発音して、書き写す×10回
- 覚えた頃に、見ずに、発音して、書いてみる×10回
10回と書きましたが、回数は人によります。
「だいたい覚えられたかな?」くらいで次に進んでいいです。
完璧主義はやめましょう。
完璧に覚えてもどうせ忘れます。
それは脳の構造がそうなっているからで、
大事なのはしっかり覚えたかではなく、何回忘れて、何回思い出したか
なのです。
英語が苦手なうちは忘れてしまったら「やっぱ自分はダメなんだ・・・」と感じてしまうでしょうが、それでいいんです!
「お、忘れてるラッキー! また覚えなおせる(つまりより記憶が強固になる)」と思って気楽にいきましょう。
単語練習時の注意点
発音しながら書いて覚えると書きましたがカタカナ発音やローマ字読みはダメです。
「five」「ファイヴ」であって「faibu」「フィヴェ」ではありません。
簡単な単語ならなんとなくわかっても、新しい単語を覚えていくうちに混乱していくでしょう。
苦手な人は発音をローマ字に直して書いてしまうことが多いので、その癖をいち早く抜く必要があります。
英語はあちらの国の言葉だから、あちらのルールで覚えるのが一番です。
英語とローマ字は似て非なるものです。
カタカナ発音やローマ字読みは、言うなれば英語を覚えるためにスペイン語を覚えているようなものです。
わけがわからないと思いますが、それ程にまで意味のない間違った覚え方なのです。
なんとなく単語を覚えられたら、次はフレーズを覚えてみる
実はこれが一番大事だったりします。
単語って、1つ1つばらばらに覚えても、覚えづらいし忘れやすくないですか?
日本語だって初期の初期は単語だけで覚えますが(赤ちゃん言葉のぶーぶー、まんま等)、それ以降は全て話し言葉や書き言葉の中で覚えてきたはずです。
日本語を単語帳や辞書で勉強してないですよね?ということです。
ですので、単語をだいたい覚えたらもう一度教科書に戻って本文の中で覚えてみてください。
まるまる一つの文章を覚える必要はなく、短く区切ったフレーズで大丈夫です。
play だけじゃなくて「play the guitar」、go じゃなくて「go to school」で覚えるといいです。
記憶は覚えたいそのものだけを覚えるより、関連事項と共に覚えた方が頭に入りやすく忘れにくいです。
またこういう短いフレーズで覚えておくと語順を並び替える問題にも強くなれます。
・教科書を英語っぽく読んでみる
・知らない単語を英語っぽく発音しながら書き写す(10回程度)
・単語をつかったフレースを繰り返し発音する(もしくは書き写す)
英語は受験で武器にしやすい科目です。
頑張ってください!
こんにちは! サラリーマン主夫のしょーちゃんです!