コロナ過以降に注目を浴びているオンライン指導。そのメリットとは・・・?
新型コロナウィルスの影響もあり、ここ1、2年で「オンライン指導」形式の塾や家庭教師が増えてきています。
保護者の皆様としては、学生時代になかったシステムである「オンライン指導」について不安と戸惑いを感じている方も多いと思います。
我々は学校・塾・家庭教師を問わず「直接指導」を多く経験して来ておりその特徴はよく知っています。
この記事では、我々世代にはあまり経験のない「オンライン指導」について、そのメリット・デメリットをまとめました。
もくじ
一番大事なこと
少し前の記事(塾と家庭教師、どっちがいいの? 始めるならいつから?(後編)でも書きましたが、
一番大事なのは本人のやる気
です。
土台に「本人のやる気」があり、その上に「どのように学ぶか(塾か家庭教師か、直接指導かオンライン指導か)」があるというイメージです。
やる気がなければどんなことをしても思ったような効果は出ません。
逆にやる気さえあれば「直接指導」でも「オンライン指導」でも、本屋で買ってきた問題集を使っての自己学習でも結果は出るでしょう。(良質な教材がたくさんあります)
やる気を出させるために
どんなに勉強をしろと言っても勉強をするようにはなりません。
「じゃあ、勉強しろとは言わない!」と放置したら、さらに勉強をしなくなります 笑
人間なんてそんなもんです(一部例外はあります)。
やる気は自分で出すものであり、周りに言われて出すものではないんです。
心がけるのは、北風と太陽でいうなら太陽のアプローチ方法です。
子供がその気になるまで、繰り返し繰り返しアプローチします。
「以前伝えたから」じゃなくて、大事なことですので「何度でも何度でも伝える」んです。
「繰り返し繰り返し伝える」んです。
やる気スイッチは人それぞれ。
親として我が子の特性をしっかりと考え、日々伝え続けていきましょう!
「勉強して欲しい」の伝え方例
何度も繰り返し伝えてください(ある程度間をあけて。詰め込みすぎはプレッシャー)。
伝えるときは優しい笑顔と穏やかな口調がいいと思います!
- 机に向かっていたらほめる、よろこぶ
- 宿題をしていたらほめる、よろこぶ
- 成績がすこしでもあがったらほめる、よろこぶ
- 努力していても成績がさがった。叱らずほめる「がんばってたもんね!」「次は絶対結果出るよ!」など
- 努力せず成績がさがった。叱らずはげます「やればできるのにもったいなかったね」「やればできる、信じてるよ!」など
- 試験や進学について親の経験談を話す。
- 勉強が役に立ったことについて話す。(きっとたくさんあるはずです)
- 親が思っていることを正直に話してみる。(強すぎる強制はダメ)
- 子供がやりたいことを尊重する。(部活に打ち込みたい、など)
- 将来のことをイメージさせてみる。もしくは親の実体験を伝える。
- 進学のことをイメージさせてみる。もしくは親の実体験を伝える。
- 高校生活の楽しさ、大学生活の楽しさを伝えてみる。
- 勉強以外のことも積極的にほめていく。
- 子供と勉強以外でもコミュニケーションをとることを意識する。
他にもたくさんあると思いますが、「これかな?」と思ったやる気スイッチ候補を繰り返し伝えていくことが大事だと思います。
あせらずゆっくり、でも、じっくりです。
「オンライン指導」のメリット
- 移動時間がないので時間を有効活用できる
- 通塾の負担がない
- 場所に関係なく両立な指導を受けることができる
- 直接指導よりも費用が安め
- 外出自粛などでも学習がとまらない
- リラックスした環境で勉強ができる
①②は部活などで忙しい人には特にうれしい条件です。精一杯部活に打ち込んだら、きっと勉強もがんばってくれるはず!
③は重要なところです。塾にしろ家庭教師にしろ、直接指導の場合は教師も通える範囲からしか集まってきませんので、必ずしもよい教師に会えるとは限りません。オンラインであれば全国の有名講師の指導を受けることができます。
この①~③は特に大きなオンライン指導のメリットだと僕は考えています。
「オンライン指導」のデメリット
- オンラインでの勉強に慣れる必要がある
- 先生とのコミュニケーションが取りづらい場合がある
- 切磋琢磨できるライバルが出来づらい
- 先生が側におらず緊張感が続かない
- オンライン環境が必要
- デバイスの長時間利用で目がつかれる
- 必要機器を入手する必要がある(有料無料のレンタル付きプランがあるところも)
①②についてはオンラインという環境へ適用できるかが問題となります。対面のコミュニケーションとは異なりますので、人によっては不安があったり、なかなか慣れないケースも出てくると思います。逆にオンラインの方がコミュニケーションがとりやすいという人もいて、人それぞれです。
③④に関してはおもにモチベーションに関わってきます。うまくフォローしてくれる先生に当たればよいのですが、そうでなければ親のフォローが必要になるかも知れません(特に緊張感の面)。
①~④は特に注意すべきデメリットだと感じています。
ここにあげた以外にも家庭教師の場合、異性の教師を選択しづらいです。(多感な年頃ですからね・・・)
女の子の場合は特に心配かと思いますが、オンライン指導だと直接のスキンシップや住所を知られることがないというメリットもあり、比較的安心です。
塾と家庭教師、どっちがいいの? 始めるならいつから?(前編)
こんにちは! サラリーマン主夫のしょーちゃんです!