野菜の繊維の向きを意識してみてください!
野菜は、繊維に沿う切り方と繊維を断つ切り方とで、味わいや食感が大きく違ってくるのはご存じでしたか?
なんとなく一口大に切っていた方がいたら、この機会に「繊維」について考えてみてください。
そして実践してみてください。
料理の味がワンランクアップすること間違いなしです!
もくじ
繊維とは
「繊維」と言われると真っ先に食物繊維が思い浮かぶ人がいると思いますが、ここでいう「繊維」と栄養素である食物繊維は少し違います。
「繊維」は根から茎、葉の方向に走っています。
その名のとおり細長い繊維状の組織が一直線に走っているので、目で見てもわかりやすいです。
写真の人参の例では、黒い線の向きに繊維が走っています。
繊維に沿って野菜を切ると
繊維を断たずにそのまま長く残すような切り方です。
食材を歯で噛み切る際に、残っている繊維を切断する必要があるため、やや硬くを感じます。
これが歯ごたえ、いわゆるしゃきしゃきした食感の理由となります。
- キャベツの千切り(しゃきっとさせたい)
- 青椒肉絲のピーマン(しゃきしゃき食感を活かす、苦味をおさえる)
- 煮くずれしやすい野菜で形を残したい場合
- 針生姜(細く切っても食感が残りアクセントになります)
- 玉ねぎの歯ごたえを残したい場合(炒め物や煮物に多い)
繊維を断つように野菜を切ると
繊維に直角に刃を入れ繊維を断ちます。
歯ごたえの元となる繊維が切れているので、触感としては柔らかくなります。
また、火の通りや味がしみこみやすくなる切り方でもあります。
反面、辛みや苦みを感じやすい切り方となりますので、苦手な場合は注意しましょう(加熱などで飛んでしまう場合は大丈夫)。
- キャベツの千切り(ふわっとさせたい)
- 白菜の繊維が固い軸の部分(白い部分)は繊維を断つようにそぎ切り
- 玉ねぎの食感を柔らかくしたい場合(サラダやマリネなど)
- 煮物などで早く味をしみこませたい場合
- きんぴらごぼうなどはささがきで繊維を断つようにすると柔らかくなる
調味料だけじゃなくて、切り方でも味は変わってきます。
実は野菜だけじゃなくて肉にも繊維はあるんです!
お気に入りの料理があったら、是非一度切り方も考えてみて下さい。
よりいっそう美味しくなること間違いなしです♪
こんにちは! サラリーマン主夫のしょーちゃんです!