好みの焼き加減は「五感」を使って覚えましょう!
さて、今回はステーキの焼き方です。
ステーキといえばザ・ごちそうです。
特別な日に作るという人も多いのではないでしょうか。
そんな日の料理だからこそ、ワンランク上に仕上げたいですよね!
もくじ
どんな焼き上がりにしたいですか?
ステーキの焼き上がりといえば、レア、ミディアムレア、ミディアム、ウェルダンなどが代表的ですよね。
それぞれを簡単にご紹介します。
レア
表面付近には火が通っているが、内部がほぼ生の状態です。
生といっても冷たいままではなくだいたい50度くらい。
お風呂だったらすっごい熱くては入れないレベルです。
お風呂に例えるのどうかとおもうわ 笑
人にとっては熱々ではありますが、殺菌できるレベルではないので心配な人は避けた方がいいでしょう。
牛肉には、基本的に危険な菌は存在しないので生食でも大丈夫なのですが、焼き上がりを確認する際や盛り付ける際に、まな板や包丁から菌が伝染する可能性があります(家庭ではステーキを調理する以外にも、同時進行でいろいろ作っているでしょうから)。
塊のままお皿にうつし、ナイフとフォークで切って食すのが安全かも知れません。
参考)なぜ牛肉はレアで食べても大丈夫なのか。肉の生食について。
ミディアムレア
レアよりも少し火が通った状態です。
中身は基本的に半生で、肉色は赤身を帯びたピンクです。
程よく赤身が残っていながら、表面は香ばしくやけているので人気のある焼き方です。
ミディアム
レアとウェルダンの中間です。
生ではなく完全に火は通っていますが、内部の色は薄ピンク。
ウェルダン
良く焼いてある状態のお肉です。
絶対に生焼けが嫌な人用の、肉汁がまったく出ない焼き加減です。
ステーキの焼き方
ステーキ 美味しい焼き方のポイント①:マニュアルを過信しない
本やサイトを検索すると、よく「〇〇分焼く」等の具体的な数字が記載されてものを見かけますが、あくまでも一例に過ぎず、過信は禁物です。
当然の事ながらご家庭ごとに調理環境はまったく異なります。
火力やフライパンの熱伝導率、室温もご家庭ごとや季節により変わってきますし、用意した肉に関しても厚みや赤身・脂身の比率が違います。
ですので、何分という数字を気にするのはだいたいの目安にしかなりません。
大事なのは焼けるときの音や焼き色、匂いなど五感を使って美味しそうに仕上げるということです。
あまり美味しくならず「あれ、失敗したな・・・」と思う事があっても、次につなげればいいんです。
ステーキ 美味しい焼き方のポイント②:肉は常温にもどす
冷蔵庫から出したばかりの肉は冷たい状態で、上手に火を通そうと思うとかなり時間がかかります。
にも関わらず早く火を通そうとした場合によく起こる失敗が、表面は香ばしく焼けているのに中が冷たいままというものです。
また火を通そうと時間をかけてしっかりと焼いてしまい、パサパサになってしまったりもします。
これを防ぐにはお肉を常温に戻すことが一番です。
お肉の大きさや厚さ、室温によって時間は様々ですが、表面だけでなく肉の内部まで常温に戻すつもりで、しっかりとお肉の温度管理を行ってください。
ステーキ 美味しい焼き方のポイント③:余熱で火を通す
料理の完成は火を止めたときではなく口に運んだとき、つまり食べた瞬間です。
火を止めたあとも、お肉自身が持つ熱(余熱)によって加熱が進むので、それを考慮にいれて事前に火を止めるのがよいです。
火を止めたらアルミホイルなどで包んで、しばらくの間少し休ませます。
お肉自身の温度がじんわりと伝わり、よい焼き加減になります。
ここで挙げた以外にも、「スジ切りをしっかり行う」ことや、「塩を直前に振る」ことも、ステーキを上手に焼くためのコツとなります。
ぜひお試しください!
こんにちは! サラリーマン主夫のしょーちゃんです!