本当に苦手なのか、たまたま運が悪くつまづいただけなのか
数学が苦手な中学生が多いです。
でもそれは本当の意味で苦手なんでしょうか。
ただ小学校のときに、運悪くつまづいただけかも知れません。
もくじ
数学は「積み上げ型」
算数・数学はいわゆる「積み上げ型」の科目です。
積み木をイメージしてみみてください。
できるだけ高いタワーを組みあげたいときどうしますか?
一番下の土台を大き目にしっかり組んでから、慎重に1段1段積んでいきますよね?
途中で「〇〇番目の積み木がずれているかも」と思ったら、積み上げる手を止めてその部分を修正します。
ずれているのを放置して積んでいくといずれ倒壊してしまうことが目に見えています。
数学と「積み木」の違うところ
数学が苦手な人は、この「積み木」が出来ていないことがほとんどです。
実際は積み木ほど簡単ではありません。
積み上げてきたはずの積み木が土台の方でずれていることに気づいても、積み上げる手を止めることができないからです。
学校では毎週かならず数学の授業があり、こちらの都合に関係なく授業は進んでいくからです。
ですので、
新しい積み木を積みながら、下の方のずれを修正する
というむずかしい作業が必要となります。
「数学が苦手」を解消する 今回の対象レベル
数学が苦手といっても人それぞれ度合いがあると思います。
とてつもなく苦手でテストで赤点を取ってしまう子と、平均点はなんとか取れるけど数学を苦手としている子、様々です。
今回の苦手解消は次のような子を対象にしています。
- 定期テストでは平均点がそれより少し下のレベル
- 教科書の簡単な例題はわかるが、応用問題などでつまづいてしまう
このまま放っておくと、どんどん苦手になっていってしまう状態です。
何とかしましょう!
数学学習の基本
数学学習の基本は反復練習です。
実は他の教科でも同じなのですが、数学は特に反復練習が重要です。
「積み木」のたとえで、土台からしっかりと積むという話をしましたが、教科書や解説を穴が開くほど読むということではありません。
教科書や解説を理解したら(実はこの時点では理解している気になっているだけ)、ひたすら問題演習を繰り返すことで体に覚えさせていく事が大事です。
これが「積み木をしっかりと積む」ということであり、数学を理解するということなのです。
「数学が苦手」を解消する① 学校の授業に遅れないようにする
平均点程度が取れているならば、学校の授業がまるまるわからないわけではないと思います。
わかるところもあり、ちょっとわからないところもあるという感じでしょう。
ですので今やっている授業を無視して苦手部分だけに着手すると(積み木でいう土台の修正)とても効率が悪くなります。
今の授業も大事なのです。
そこでやることは、
- 1つ前、2つ前の授業の内容を完璧に理解しておく
- 単元の導入部分を理解しておく
- 1学年(~3学年)もどって同種の単元をしてみる
①②に関しては教科書の例題レベル、教科書ワークの導入問題レベルを反復して行ってください。
ここで詰まることがなく、かつ間違うことがなければ少しだけレベルを上げた問題の演習を繰り返してください(教科書や教科書ワーク内の問題)。
もし詰まることがあったり、間違いが減らない場合は前の学年(もしくは前の単元)でつまづいている可能性があります。
その場合は③のように1学年下げて、そこで①②と同様の問題演習を繰り返してください。
問題演習とは、問題集を少なくとも3周程度。
5~6周程度が標準で、出来れば10周ひたすら問題を解いていくことです。
最初の1,2周は時間がかかりますが、後になるにつれて答えを覚えてしまい目を閉じたままでも回答できるようになります(笑)ので、意外と時間はかからないものです。
問題集まるまるじゃなく、自分にあった問題レベルの部分だけなので、思ったよりも困難ではないはずです!
こんにちは! サラリーマン主夫のしょーちゃんです!