「数学」苦手の解消になるかも知れない考え方

何が原因で苦手になっているのでしょうか?

しょーちゃん

こんにちは! サラリーマン主夫のしょーちゃんです!

数学が苦手な子供は多いです。

(参考:「数学苦手」が問題な理由

個人的な見解ですが、理由は大きく分けて2つあると思っています。

  1. 基礎からの積み上げが出来ていない
  2. 数学をパズルだと思っている

基礎からの積み上げが出来ていない

勉強は積み重ねが大事です。

小学校の学習の上に中学校の学習。

その上に高校の学習。

特に「数学」は積み重ねが重要と言われています。

「数学」のイメージはジェンガです。

しっかり積んでいけばどんどん高く、安定して伸ばすことができます。

逆に中途半端に積んでいくと、ある程度の高さでグラつきはじめます。

中途半端な積み上げとは、算数や数学の初期段階でわかったつもりのまま学習を進めていくことをさします。

教科書付属の問題やワークを1,2回やった程度では理解できていないこともあります。

少ない問題数では「たまたま正解」になったり、「問題そのものを覚えてしまう」ことで、なぜその解き方で正解できるのかの理解が足らなくなってしまったりします。

4回5回、それ以上を繰り返すことが大事です。

ある程度進んだら、単元毎のまとまった学習をやめるのも重要です。

「単元で学習したことを使うという前提」で問題を解けるのと、

何も前提がない状態で問題を解けるのとでは学力に雲泥の差があります。

問題演習はシャッフルして行います。

1問毎に、一次方程式⇒比例⇒不等式⇒二次関数⇒一次方程式⇒連立方程式⇒証明⇒不等式⇒比例⇒平面図形⇒確率統計・・・と変えて問題演習をすることで、より本番に近い対策を行えます。

数学をパズルだと思っている

算数・数学が苦手になっていく一番の原因はこれだと思っています。

よく数学が苦手な原因にあげられる「解き方を理解しきれていない」ですが、それは表面だけを暗記してしまうからなんです。

そうまるでパズルかのように。

ずばり言うと、数学は言語です。

数字そのものが、数式そのものが意味を持っているのです。

その意識がなく表面の数字だけをパズルのように暗記していくと、早晩数学に行き詰まることでしょう。

数学が得意な人が「パズルみたいで面白いじゃん!」と言うのとは少し違います。

彼らは数字の意味をよく分かっています。

考えてみてください。

英語を単なるアルファベットのパズルだと学習した場合、なかなか覚えられないのではないでしょうか。

言語として体系だてて単語や文法を学んでいくからこそ、理解できるし使えるようになります。

数学も同じですよ!

数字は言語。それぞれに意味がありますよ

これは出来るだけ小さいうちから意識した方がよい考え方です。

3という数字をただ3と理解するのか、

3人なのか3ミリなのか、どういう3なのかを意識するのか、

それを忘れだしたあたりから数学のつまづきは始まっています。

小学1年生で1+1を習う段階では、その意味をちゃんと教えてもらい理解しているはずなのです。

和訳すると『りんごが1つあって、もう1つ持ってきたら、あわせて2つになります』という意味なのですがが、学習が進むにつれて「数字に意味がある」という意識は薄れていくんですね。

だから10分歩いて休憩後さらに1時間歩いたトータル時間を計算すると11になったり、

x/3+x/2の答えが2x/5になってしまったりします。

国語・英語が得意なのに数学がまったくダメという人はもったいないと思います。

数学だって同じ言語としてアプローチができれば、得意教科に化けるかも知れません!

「ミスしちゃった」がダメな理由

くり返しますが数字・数学は言語です。

言語には意味があります。

よく学校や塾で「ミスするのは単なるミスじゃなくて、まだ理解できていないってことだよ」と言われると思います。

数字は数の言葉。

言葉を使いこなせていたら(数学を理解していたら)、間違いには違和感を感じるはずなんです。

言語での例をあげると「私は犬が好きです」を「私に犬の好きです」と間違ったら気づくでしょう?

日本語習っている外国の人はこういうのは多いんです実は。

彼らは違和感に気づかなくても、我々日本人は間違いなく気づきますよね。

計算ミスに気づけないということは、まだまだ数学の理解が不足しているってことなんですよ!

数字の意味を意識し、演習の数をこなしていくことで、数学という言語は身についていきます。

しょーちゃん

できるだけ早いうちからこの考えを持つのは重要です。つまづいたとき、一度立ち返ってみてください!