普段捨ててる汁は「調味料」として考えてみると・・・
今回は前回記事(豚の角煮)の続きで、その煮汁をリメイクする記事となります。
角煮を美味しく食べた後、その煮汁を捨てていたりはしませんか?
煮汁は豚肉の旨みが溶け込んでいる為、調味料として再利用できます。
昆布や鰹の旨みが溶け込んだダシ醤油は料理をする際にとても重宝しますよね。
同じように「調味料」と考えて、余すことなく使っていきましょう!
もくじ
リメイク時の注意点
他の料理に使用する際の注意点はおおまかに分けて2つあります。
- 脂が多い場合はあらかじめ除去すること
- 早めに使いきること
脂が多い場合はあらかじめ除去すること

角煮は主にバラ肉を使うのでどうしても豚の脂が多く出てしまいます。
そのまま使用すると脂っこい料理になってしまうので、基本的には脂は除去して旨みのたっぷりとつまった醤油の部分だけを使うのが基本です。
上澄みの脂をお玉ですくって取り除く方法と、冷蔵庫で脂だけを冷やし固めて除去する方法があります。
おすすめは冷やし固める方法。
実は固まった脂はラードです。
チャーハンや炒め物に使うとコクが出て非常に美味しいので、こちらも捨てずに有効活用です!
早めに使いきること
市販の調味料ではない為保存料が入っていないので、旨みたっぷりの煮汁はとても痛みやすくなっています。
短期的には冷蔵庫で、もちろん冷凍すればもう少し長く保存は出来ますが、出来るだけ早めに使用した方がいいと思います。
角煮の煮汁を「調味料」として使うときのヒント
いきなり角煮の煮汁を何かにリメイクしようとしても、なかなか浮かばないものです。
それは角煮という絶対的なイメージがついちゃっているからかも知れません。
こういうとき、僕はいつも味の要素を考えます。
角煮の標準な味付けは醤油、砂糖なので、「醤油の塩味」「砂糖の甘味」「肉の旨味」が味の要素となります。
ということは、
醤油と甘味で味付けをするような料理ならだいたい何にでも使えてしまう
ということなんです。
醤油と砂糖をバラバラに入れるのも、角煮の煮汁を入れるのも、たいして変わらないよね~くらいのアバウトさで料理してしまいます。
だって家庭料理ですもん、こんなんでいいじゃないですか! 笑
王道アレンジ・丼もの
牛丼、豚丼、親子丼は王道アレンジです。
ほぼ味変なしでも違和感なくいけると思います。
角煮と全く同じ味だと飽きる場合は、水と醤油(もしくはだし醤油)を足して甘味を少し弱くするなど調整できるといいですね!
炊きこみご飯
お肉の旨味がたっぷりなので炊き込みご飯やまぜご飯でも美味しいです。
普通の五目御飯の味付けに使ってもいいですが、僕のおすすめは沖縄の炊き込みご飯「じゅーしー」です。
元々豚肉のだしで炊き込むご飯ですから、とても美味しく仕上がります。
豚肉と人参などの野菜、ひじきなどをいれて炊き込むだけです、すごく簡単。
すき焼きの割下
実はそのまますき焼きの割下に使えてしまいます。
数日後にすきやきの予定がある時などは冷蔵か冷凍してとっておくといいですよ!
ラーメンをアレンジする
醤油ラーメンにちょっとだけたしても美味しいです。
少しだけのこった角煮と野菜を軽くあんかけして醤油ラーメンにオンするだけです。
一気に贅沢ラーメンに早変わりです!
野菜に関しては冷蔵庫に残っているものでOK。
白菜、チンゲン菜、キノコ類、ネギ、もやし、ニンジン、八宝菜やタンメンにはいってそうな野菜ならバツグンに合います。
冷蔵庫そうじにもおすすめです^^
酢豚にアレンジ
甘酢をつくる際は醤油・砂糖・酢を混ぜますよね。
ということは角煮の煮汁にあと「酸味」を足すだけで甘酢ソースに変更が可能です。
お酢を使い慣れていない方はポン酢でもOK。
やさしい酸味の甘酢になります。
あらかじめ別の容器で煮汁とポン酢で合わせ調味料を作っておくと失敗が少ないです(この時点で味見してくださいね)。
味が決まったら、豚角切り肉(肉団子でも可)お好みの野菜を炒めて、合わせ調味料をかけ、軽くあんかけをしたら立派な酢豚になります。

醤油+砂糖の味付けなので、とってもリメイクしやすいと思います。
ぜひ定番のリメイクを見つけて、楽にご飯づくりしちゃいましょう!
こんにちは! サラリーマン主夫のしょーちゃんです!