「たっぷりのケチャップを焼く」がポイントです!
懐かしくておいしいナポリタン。
たまにふと食べたくなったりしますよね!
でも自分でつくると、お店の味となんかちがう・・・ということもあると思います。
今回はそんな人のためのシピになります。
もくじ
しょーちゃんが考えるナポリタン、うまさの3要素
イタリアンのおしゃれなパスタとは別物のナポリタン。
本場イタリアではかなり不評なようですが、それもそのはず、そのルーツはイタリアではなくアメリカなんですね。
進駐軍がケチャップのパスタを食べているのをみて、横浜の老舗「ホテルニューグランド」が完成させたという説があるそうです。
言われてみれば、イタリアというよりはアメリカっぽいジャンクさがありますよね。
そんなナポリタンのうまさの要素は
- ケチャップのこくのある甘さ
- もちもちとした麺
- ケチャップに負けない存在感の具材
ということになると思います。
その3要素を引き出すための調理方法を以下で紹介していきます!
ナポリタンのうまさ その① ケチャップのこくのある甘さ
家庭で料理する際は、茹で上がったパスタと具材をフライパンで合わせて、そこにケチャップを投入というパターンが多いと思います。
実はその方法ではナポリタンというよりケチャップパスタになってしまいます。
ケチャップの味そのままということです・・・これはもったいない!
ケチャップは炒めて甘味を出します!
実は市販のケチャップには甘味のほかに酸味も程よく配合されています。
その方が色々なものにかける際に合うからなんですが、その酸味を飛ばすためにケチャップを炒めるという工程が必要です。
ちょーちゃん的には、どろっとするくらいのこくのある甘さが好きなので、大量のケチャップを少し時間をかけて炒めます。
目安としては量が1/2~2/3くらいに減って、色がすこし黒ずんでくるくらいまで炒めます。
右の写真は1人前の量ですが、炒めるとかさが減ってしまうので、最初からけっこうな量のケチャップを入れていることがわかると思います。
家族4人分を作る時なんかは、フライパンの底が見えないくらい大量のケチャップを炒めます。
ジャンクですね~ 笑
ナポリタンのうまさ その② もちもちとした麺
ナポリタンはイタリアンのパスタではないため、アルデンテにする必要はありません。
むしろ茹ですぎてしまったくらいでちょうどいいです。
使う麺はもっちりと仕上げるため、できれば太麺がいいです。
一般的な1.6ミリの麺だとすこし食べ応えが少なくなるので、
2ミリオーバーの太麺が理想。
スーパーにはなかなか売っていないので、ナポリタン党なら売っているスーパーを見かけたら即買い、そして店の名前を覚えておきましょう! 笑
この後の処理は時間の有無でコース分けしました 笑
時間のある人コース
最高のナポリタンを追い求めるナポリタン党の為のコースです!
- 2ミリ以上の太麺を大量のお湯(+少量の塩)で茹でます。
- 茹で上がったらざるにあげ、流水で粗熱をとりつつぬめりも取り除きます。
- 完全に水をきったあと、少量のオイルをまぶし冷蔵庫で寝かせます(4時間程度~1日)。この工程を経ると麺がかなりもちもちになります。
- 冷蔵庫からだした麺は固いので、フライパンで焼いて温めてから他の具材と合わせます。(お湯にくぐらせてもOK)
時間のない人コース
ご飯の支度に時間なんてかけれない!という人の為のコースです。
麺をもちもちにするために、袋に表記されている時間よりも余分に茹でてください。
目安は麺の太さにもよりますが+1~3分程です。
ナポリタンのうまさ その③ ケチャップに負けない存在感の具材
家庭料理の場合、具材は冷蔵庫に余っているものだったら何でもよいと思います。
ただ、ナポリタンをより美味しくするためには、ケチャップに負けない存在感のある具材にするのがよいでしょう。
肉類
具材の中では主役となります。
どんなお肉でもよいと思いますが、加工肉の方がよりジャンク感が増して、ナポリタンに合うと思います。
薄切りよりはちょっと厚めに切ったものの方が、濃厚なケチャップに負けず存在感を主張してくれるはずです。
おすすめはソーセージの厚切りです(一本を斜め切りで3等分くらい)。
野菜
麺のもちもちに対し、野菜はしゃきしゃき感や色味などでアクセントにしたいところです。
そのため切り方を考えたり、野菜ことにフライパンにいれるタイミングを変えたり工夫すると出来上がりが美味しくなると思います。
レシピ:ナポリタン
- 前日に麺を準備しておきます。2ミリ以上の太麺を茹で、粗熱ぬめりを取り、オイルをからめて冷蔵庫に寝かせておきます。
- フライパンに油をしき、①の麺を軽く炒めます。ここでは冷えて固まった麺を温めてほぐすのが目的です。全体的にあたたかくなったくらいで別容器に移しておきます。(ボイルやレンジでも可)
- ソーセージを斜め切りで3等分しフライパンで炒めます。あまり動かさず、きつね色からやや焦げ目がつくくらいが理想です。炒めている間に野菜を切っておきます(タマネギ、ピーマンを繊維に沿うように細切り)。ソーセージが十分に焼けたら別容器に移しておきます。
- フライパンは洗わずにタマネギを炒め、すこし透明がかってきたらピーマンを入れ軽く炒めます。ピーマンはあまり火を通さない方が個人的には美味しいです。タマネギは野菜の甘味を、ピーマンはほのかな苦味と食感、あと色味の為にいれています。
- フライパンは洗わずに、ケチャップを炒める工程に入ります。多めのケチャップをフライパンにいれ、焦げ付かないように(ちょっとくらい焦げた方がおいしい)ときどきへらでかきませながら、半分くらいの量になるまで炒めます。最初鮮やかだった赤がやや黒味を帯びてくるのが目安です。
- フライパンのケチャップに隠し味でソースを少しだけ入れます。野菜の旨味を補ってくれます。
- そこに麺、ソーセージ、野菜を戻し入れ、ケチャップが全体にからむように混ぜながら焼いていきます。⑤でどろっとしたケチャップにしてありますので混ぜにくいですが、根気よく焼きます。あまり混ぜづらければ少量の水を加えても大丈夫です。
- 色が均一になり混ざったら、混ぜる手を止め麺を焼いていきます。片面を焼いたら混ぜて裏返しもう片方の麺を焼きます。ケチャップのすこし焦げた香ばしい香りも美味しいナポリタンのポイントです。
- 仕上げに少量のバターを加えひと混ぜしたらお皿に盛り付けます。お好みでパルメザンチーズやタバスコなどを添えてください。
さいごに
そもそもナポリタンは日本で生まれたパスタ。
歴史もそう長いわけではなく、各自がお好みに調整していければいいと思います。
昔は洋食屋さんの定番だったため、「この味!」っていう思い出のナポリタンを持っている人も多いでしょう。
独自のこだわりを持っている方も多いとききます。
十人十色ならぬ十人十ナポリタンなんですね。
ですので、ご家庭でもケチャップの量や具材を変えたりして、お好きな配合をみつけてみてください。
お子様が育ったときに、ナポリタンが家庭の味になるかもしれませんね!
ケチャップ多めが美味しいです!
口の周りは赤くなってしまいますが、気にせずほおばってください!
こんにちは! サラリーマン主夫のしょーちゃんです!