カーナビに頼ってばかりでは道を覚えられないですよね。それと一緒です。
家にあるものでおかずを作る日もありますよね。
というか、そんな日が圧倒的に多いはずです。
毎日の食卓なんてそんなもん。
毎回毎回レシピみてたら疲れませんか?
足りない材料、調味料のためだけに買い物に出かける。
そしていらないものを衝動買いしてしまう・・・
そうならないためには、
一旦レシピから距離を置く
ことがおすすめです。
もくじ
レシピに頼りっぱなしだと「料理上手」になれない?
ここでいう「料理上手」はご家庭での料理上手のことです。
つまり冷蔵庫を開けて、ある材料でぱぱっと作れる、そういう料理上手を指しています。
そうなれたら素敵ですよね!
レシピに頼りっぱなしだと、いつまでたっても料理上手になれません。
レシピと全く同じ状況では料理を作ることができないからです。
何人前を一度に作るかによって分量は異なりますし、材料ひとつとっても季節によって味はかわります。
また、火加減も家庭ごとにばらばらです。
さらにフライパンで焼くという工程一つとっても、どの部分に材料を置くかですら火の通り具合は違います。
ひとつひとつは些細な差でも、ちりも積もれば山となって、大きな味の差となってしまうのです。
倍の分量つくるから、調味料も倍入れる?
例えばこういうレシピがあります。
スーパーなどで見かける「お鍋一つでできる簡単ラーメン」、その作り方のレシピです。
- 350mlの水を鍋にいれ沸騰させる。
- 麺を入れ、箸で軽くほぐし、60秒ゆでる
- 火をとめてから、付属の液体スープを鍋に入れてよく混ぜる
この3工程でできるとても簡単なレシピです。
上記レシピは1人前のレシピですが、家族4人前をお鍋で一気につくるときどうしますか?
麺は4玉、付属のスープも4袋。
だから350ml×4倍で1,400mlのお水をお鍋に入れて作ります。
すると・・・
大失敗となります(すごく味の薄いラーメンが出来上がると思います)。
失敗の原因は?
原因はレシピを妄信したことです。
レシピでは、350mlのお水がお湯となり麺を入れて60秒ゆでる時間で蒸発する水を計算に入れています。
そしてその蒸発する水の量は、4倍の水を入れたからといって4倍蒸発するとは限りません。
そこを想像出来ずに単純に4倍して作ってしまったから失敗につながったのです。
逆をいうと、想像できれば美味しい料理ができたはず。
そう、この
想像こそが料理上手への第一歩
なのです。
料理する「感覚」をやしなう
感覚をやしなうには「想像」することが大切です。
お鍋やフライパンの中で食材がどうなっているか「想像」しながら料理します。
例えば熱はどうやって伝わっているのか。
表面は香ばしくやけているけど、中身が生だったりすることありますよね?
火の通し方(強火短時間、中火中時間、弱火長時間)、材料の温度(冷蔵庫出したて、常温にもどっている)フライパンやオーブンでの位置(火元や熱源から近いのか遠いのか)食材の大きなど、その組み合わせによって色々な原因があるはずです。
それが想像できれば、次から同じような失敗は回避できると思います。
また想像だけじゃなく「五感」を働かせて料理してみましょう。
焦げ目の付き具合や材料が少し透き通ってきたり、はりはりだった野菜がしなっとなってきたりという「見た目」。
ジュージュー、パチパチ、という「素材の音」がどう変わっていくのか。
お肉が焼けたときの「匂い」、野菜が焼けたときの「匂い」、にも注目します。
菜箸やへらで押してみたり、串を刺したり、手で触れてみたりする「食感」。
もちろん直接食べてみる「味見」ももちろん大切です。
レシピは参考程度でよい
僕もレシピはよく見ます。
ただその分量をそのまま作ることはしないです。
材料、調味料にさっと目を通し参考にする程度。
それだけでだいたいの味は想像できてしまうので、あとは自分で再現するのは簡単です。
日頃の料理から味を「想像」しながら、自分の作っている料理を「五感」で観察しながらつくっているといつのまにか自然に出来るようになってくる、そういうものです。
自転車に乗るのと同じです。
自転車マニュアル(レシピ)なんてありませんよね?
乗れるようになりたければ練習するしかありません。
たまに転んだりしながら、傾かずにまっすぐな自転車を「想像」して、目は前方をまっすぐ見据え、ハンドルを傾けず、しっかりとペダルを踏みこむという「五感」をフルにつかった練習を通してのみ、自転車は乗れるようになるのです。
細かなレシピが書いていない料理本がおすすめ
ママ友さんたちからは、よく料理のことについて聞かれます。
そういう時はきまって「細かなレシピが書いてない本」をおすすめしています。
レシピよりお鍋の中を見て欲しいからです。
読んでみて面白かったもの、参考になったものを紹介しておきますね。
これ以外にもいろいろありますので、本屋さんで一度探してみてみてください。
きっとお気に入りのバイブルに出会えるはずです!
今までまったく料理をしていない人については、最初はレシピを見ながらをおすすめします。
でもある程度慣れてきたら一旦レシピから距離を置いてみてください。
それが料理上手への第一歩となります!
こんにちは! サラリーマン主夫のしょーちゃんです!